nyakuroのブログ

音楽ユニット"sugarmosaic"のコンポーザーの@nyakuroのブログ。作詞・作編曲 / Web Engineering / 写真・映像などについて書きます。

ヤドカリ少女の足跡 〜その3:"このまま100センチ" & "PSYCHO-CAPITAL" & "真夜中の砂時計"〜

こんにちは、sugarmosaicの作詞・作曲・プロデュースをしているnyakuroです。

2年近く開いてしまいました

「ヤドカリ少女」の製作後期、前回更新はなんと約2年前です。

↓ちなみにバックナンバーはコチラ
* ヤドカリ少女の足跡 〜その2:"目次" & "Hello, bellina. Hello, World."〜 - ガラパゴス物づくりデイズ(nyakuroのブログ)
* ヤドカリ少女の足跡 〜その1:アルバム全体を通して〜 - ガラパゴス物づくりデイズ(nyakuroのブログ)

↓「ヤドカリ少女」の特設サイトはコチラ
sugarmosaic.com

↓「ヤドカリ少女」の試聴はコチラ

突然製作後期を再開しようと思った理由ですが、先日、夏コミに落ちた事がきっかけたったりします。

落選したことで、計画とかを一から練り直す必要が出てきていろいろ考えていました。そうしているうちにもう一度仕切りなおして3rdコンセプト・アルバムを作ろうという決心というか覚悟ができました。
1stと2ndでかなりのエネルギーを使ってしまったので、3rdアルバムを作るのを躊躇していたのですが、6ヶ月の充電期間を経てモチベの方も回復してきたみたいです。

3rdアルバムは、1stと2ndとは違う作り方をしようと思っています。 作り始める前に、1stと2ndの内容を自分でも整理しておきたいなと思い、製作後期を再開しました。

だいぶ忘れている所もあるかもしれませんが、なるべく頭からひねり出していこうと思いますので、ご容赦ください…w

また、基本的に曲の解釈を押し付ける形にはしたくないので、これはあくまでも1つの解釈だということを念頭に置いて御覧ください。
聴いてる方が感じたことが正解だと思っていますし、いろんな解釈ができるようにも作っています。
「こういう解釈もあるんだ〜」程度に世界観に広がりを持たせるぐらいで受け取ってもらえると幸いです。

Tr.03 "このまま100センチ"

http://sugarmosaic.tumblr.com/post/135634965800/tr03-このまま100センチ-from-1st-album-ヤドカリ少女-歌詞
sugarmosaic.tumblr.com

大井町のスタバでMacBook Proを広げて、ドヤリングをしながら歌詞を書いた曲だった気がします。

ヤドカリ少女が、心を覗いた女の子のうちの一人の物語です。
その子は、とても穏やかな気持ちを持っていたようです。

さとり世代という言葉を一時期耳にしましたが、
最近は個人とかプライベートな空間を大切にすることが一般的になってきた気がします。
付き合い方も、つかず離れず…。
ちょうど100センチぐらいの距離って丁度いいのかなと思って書いた歌詞です。
スタバで楽しそうに話しているカップルを見て、涙を飲みながら書きました(大嘘

「100センチ」という言葉は、確かほぷラテさんに頂いたような気がします。 CDを作っている最中はこの他にもいろいろと相談させていただきました。
この場を借りて、お礼を申し上げます。ありがとうございました。

音楽的に2トラック目でトリッキーな事をやっている分、 3トラック目はスタンダードに聴きやすい形で攻めました。

ただ、やっぱり物足りなくなって、間奏を作りこんでるうちに1分超えてしまいました…w

Tr.04 "PSYCHO-CAPITAL"

http://sugarmosaic.tumblr.com/post/135634944840/tr04-psycho-capital-from-1st-album-ヤドカリ少女-歌詞
sugarmosaic.tumblr.com

インストです。
5楽章の構成になっています。

ヤドカリ少女が色んな感情に触れていく最中、
少女自身がその影響を受けて行きます。
曲の展開も激しいです。

最終的には、鬱々しい気持ちになってトラック5へと続きます。
アルバム前半から中盤へのターニングポイントを兼ねた曲です。

オケの方はこれでもかというぐらいに変拍子と混合拍子を使っています。
7/8拍子がベースになっている曲、アルバムに1曲ぐらいは入れたくなってしまいます。

歌詞カードに、飛行機が墜落している絵があるのですが、そのイラストを見つつ作りました。
絵が先の曲です。
曲もアニメの劇伴を意識した作りにしています。

こちらの曲は一番最後に作りました。
オケ

Tr.05 "真夜中の砂時計"

Tr.05. 真夜中の砂時計 from 1st Album “ヤドカリ少女” 歌詞 【STAFF】... - sugarmosaic

1番はインスト、2番からボーカルが入るという構成になっています。 4トラック目からのインストの精神を引き継ぎつつ、浸ってもらえたら…と思ってそうしました。

歌詞のネタ自体は、メンバーから頂きました。
「コミュニケーションに関してなんかネタが無い?」というざっくりとした質問をした所、
「良かれと思ってやったことがそうでは無かった時つらみがある」という意見を頂きました。

その時、確かにそういうことあるかもなぁと思ったので、それをベースに少しだけ要素を付け足して仕上げました。 自分の中の経験には限りがあるので、やっぱりほかの人の考えを聴けるととても助かります。ありがたや〜

最後に

2〜3年前のことですが、結構覚えているものだなぁとびっくりしました。
また、時間を見つけて続きを書いていけたらと思います。